採用理由書とは?その実例と書き方の解説
最終更新日:2024年8月8日 行政書士 勝山 兼年
採用側会社が作成する理由書例文
就労ビザ申請において、外国人を採用する会社側が申請理由を述べなければなりません。在留資格要件においての資格該当性や上陸許可基準を満たしていることを文章で説明するのです。
外国人の採用にあたって、会社の規模や事業の種類や内容など概要、従事させる業務についての日本人ではなく外国人であることの必要性を主観的に説明する。また、申請人を採用に至った経緯などを述べてください。採用理由書の例文を使って解説します。
①申請先
申請先の法務大臣と提出する出入国在留管理局を併記してください。
②申請人
申請人の名前はアルファベットで、生年月日と国籍も記載してください。
③希望する在留資格
変更後の希望する在留資格を記載「技術・人文知識・国際業務」、「技能」、「特定技能」、「経営・管理」など。
④会社概要
- 会社の設立年月と設立間もない場合は、設立の経緯
- 業務の内容(取り扱う商品、取り引き先、業態など)
- 資本金、売上高
- 事業が複数去る場合は自業ごとの売上比率
- 社員数(日本人と外国人それぞれの人数)
⑤採用理由及び職務内容
- ネイティブな言語でのやり取りなど外国人が必要な理由
- 外国との取引の必要性
- 従事させる業務の内容
- 申請人を知った経緯
- 申請人が他者より優れていること
- 申請人の経験値や保有する資格など
⑥今後の展望
- 海外との取引の重要性
- 日本人スタッフではできない業務
- 申請人のスキルアップの可能性
⑥今後の展望
「株式会社●代表取締役 ◆◆」と記名し押印してください。
まとめポイント
- 会社の概要を記載する。
- 外国人材に従事させる業務の内容を記載する。
- 外国人材を採用に立った経緯、評価した能力・経験を記載する。